ポリエチレンに塗装する実験(そのままでは塗れません。。。)







カヤックによる釣りをスタートさせました。




半年の準備期間を経て、ようやく出船したものの、先週は強風でキャンセル。




今回、カヤックの各種艤装はインターネットの先達の情報を活用して自作。




いろいろと今後自作記事を書いていこうと思います。




で、今回はその一つです。




カヤックはプラスチックでできているんですが、その中でも材料費が比較的安くて、加工しやすく、




強度もあるなどいろいろの理由によりポリエチレンというものが使われています。




メーカやモデルにより材料はいろいろ変わるようですが、このポリエチレンはたくさんの製品に使われています。




しかし、ポリエチレンには塗料が乗りません。 また接着も困難な材質として有名です。




詳しくはわかりませんが、ポリエチレンの表面の分子構造がいろいろな物質、つまり接着剤、塗料、水などをはじいてしまいます。




購入したカヤックに船名などを書こうとしてもすぐにはげ落ちてしまうことが簡単に予想されます。




でも、いろいろと調べて見るとポリエチレンの表面の分子構造を「改質」することで塗装が密着することができそうです。




まだカヤック本体に塗装はしていませんが、実験をしてみました。




ポリエチレンの表面の改質にはおおむね3種類2種類ある感じです。




1.化学的に薬品を使って改質する方法




接着剤や塗料メーカなどから密着性をよくするためのプライマーが販売されていますので、これを使う方法。 手軽ですが、値段が高いのでとても採用できません。




2.物理的に改質する方法




表面に紫外線を当てたり、コロナ放電をさせたり、熱を加えたりして改質させる方法。




時間や改質の加減が難しかったり、高価な設備が必要だったりします。




でも、熱を加えるのはガスバーナーがあれば何とかなりそう。




ポリエチレンの容器に熱処理(フレーム処理、つまり焔による処理)すれば改質されて液体との密着性が良くなるはず。




いろいろなフレーム処理についての映像を勉強します。




こちらの工場ではポリエチレンの瓶を高速で回転させながらガスバーナーであぶってます。




こちらもガスバーナーであぶる方法。 コロナ放電による処理もあるんですね。




いずれもガスバーナーでプラスチックの表面をあぶって「酸化」させることで表面の親水性(液体との密着性と言えるでしょう)が増しているのがわかります。




焔を使って物理的に改質する方法を実験することにします。




カヤックに火あぶりの刑をいきなり実行にうつすのは怖いので、ポリエチレンの入れ物を100円ショップで購入。




100円ショップではポリプロピレン製の商品があふれています。 これでも実験できると思いますが、カヤックの材質がポリエチレンなので同じものを探しました。




同時に100円ショップで、黒いラッカースプレーも調達。




まず何もせずにスプレーしてみました。 IMGP8746




よーく、乾燥させてから荷造りテープを貼ります。 IMGP8748




テープをはがします。あらら、みんなはがれちゃった。 IMGP8749




で、改質にはこのバーナーを使います。 家人が釣った魚のお刺身をあぶりにするためのもの。 IMGP8952




実際に炙ったところの動画はありませんが、上記のYoutubeの映像を参照いただければ。。。汗




で、あぶり処理をした面に塗装を行います。 IMGP8755




しっかり乾燥させます。 IMGP8756




塗装はしっかりできているようです。(上部にはマスキングテープがちょっと貼ってありますが、これはマスキングの実験のためのものです) IMGP8759




再び荷造りテープをぺったり貼ってこすります。 IMGP8760




テープをはがします。あら不思議塗料ははがれません。 IMGP8761




バーナーによるプラスチック表面の改質と塗装。うまくいきそうな感じです。 IMGP8953




ガスバーナーによるあぶり方がポイントとなるのですが、焦がすほどの処理は全く不要とわかります。




これだけはっきりと塗料の密着性が向上したのは驚きでした。 ただし小さなプラスチック部品などはバーナーであぶると変形しそうなのでこの処理は使いにくいかもしれません。




カヤックのように大きなものであれば、バーナーの焔による炙り改質はうまく機能しそうです。




すでにカヤック本体は海岸そばの艇庫に置いてありますが、チャンスを見て、ロゴ塗装に挑戦するつもりです。





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ポリエチレンに塗装する実験(そのままでは塗れません。。。)” への5件のコメント

  1. PEのカヤックを全塗装したいのですが、バーナーで炙った跡すぐに塗装しないと密着は弱くなりますか?

    • ノビーさん、
      こんばんは! 私の実験ではPEを火あぶりにした後、常温に戻った後に、のんびりとスプレーしています。

      つまり火あぶりによる改質は直後でなくても維持されると思っています。

      ページに掲載した工場でのPEの火あぶりの後、水をつけて水のぬれが広がっているのを見てもご想像いただけると思います。 (常温の水)

      では。

      • だいまおさん
        ありがとうございます!!
        火あぶりした後に塗装まで慌てなくて済むなら1人でも作業できそうですね。
        業者にポリエチレンなので塗装は無理だと断られてあきらめていましたが、だいまおさんのブログで塗装できるかもとワクワクしています。カヤック全塗装がんばります。

        • 私はこの実験のあと、釣りに忙しくて(笑)カヤック本体に塗装はしていません。

          最初は一部だけ、あるいは目立たないところだけ。というようにうまくいくかどうかを少しずつ確認して進められるのが良いと思います。

          均一にどの程度炙ればよいのかというのを決めるのは、実験を繰り返さないとわかりにくいものと思いマス。

          • ご丁寧にアドバイスまでいただきありがとうございます。
            目立たない所から少しずつやってみます。少し不安(笑)デス。

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