はじめの一歩(いや、はじめのひと漕ぎ)







とうとう、念願?のカヤックフィッシング(カヤックを使って釣りをする)の一歩を踏み出しました。




妄想から構想、計画実行まで6か月以上の時間がかかりました。




これまでの釣りの知識(たいしたことはないですが)、想定を実行計画に落とし込む工程、艤装(カヤックで釣りをやりやすくする装備)の設計、制作。




これらを総動員して、家人を巻き込みながらの6か月でした。




はじめの一歩(進水式)が昨日無事にできたので、これまでの経緯を一通りまとめてみました。




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妄想の段階(2015年10月ごろ)
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このころ、家人(家人とは家族全員を示していません。特定の家人です。こちらで家人にかかわる記事が御覧になれます。)が釣りにはまり、釣りをしばらくやっていなかった私とボート釣りに熱心に通っていました。




ボート釣りとは、モーターボートではなく、手漕ぎボートです。 観光地でアベックで乗るものと同じでして、漕ぎ手は「いつも男」と決まっています。




家人はそれでも、「アタシが漕ぐッ」と挑戦するのですが、手に豆ができる割に進まないのであきらめました。




場所は三浦半島油壷(実際は小網代湾)で、朝7時出船で思い思いの場所に漕いで行き、いろいろな釣りをします。




小網代湾はとても自然が豊かな場所で、魚も多彩。 これまでもいろいろな魚を釣らせてもらい、我が家の食卓を楽しませてくれました。




6月ごろの小網代湾 アマモがいっぱい(今もあるかな?)
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カサゴ、カワハギ、ソーダガツオ などが主なターゲットです。




* 手漕ぎボートでも十分楽しめるものの、より自由にポイントを狙ってみたい。出船が7時なので朝マズメを逃しちゃう。
* 漕ぎ手が2人になればよりパワーが増えて自由度と安全度が高まるに違いない。
* 初期の購入費は別として、毎月の費用も手漕ぎよりも安くなりそうだ。




家人が、パドルを購入。 私のオール漕ぎを支援するように頑張りましたが、びしょぬれになる割に漕ぐのが難しく振り出しに。




手漕ぎボート釣りの限界を感じた体験でした。




計画の段階(2016年1月-3月)
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2015年の12月末の釣行で、カワハギを大釣り(といっても20匹程度ですが)したことが仇(アダ)となり、極寒(おおげさな)のボート釣りを何回か強行しました。




結果は惨憺たるもので、釣りに対する気持ちも萎れ気味。 釣行回数も一か月に1回程度なので考える時間が増えます。




寒いときには、当然水温が下がります。 下がった水温を嫌う魚たちは水温が維持されている「深い海」へ移動していきます。




深い海へ少しでもたどりつければよいのですが、機動力に劣る手漕ぎボートでは限界があります。




1月-3月は、葉山のボート釣りにも行きました。 エンジンボートで釣り人の乗った手漕ぎボートを「おさるの電車」のように引っ張ってくれるサービスはとても楽。




でもね。 自分の健康維持のためには、自分の筋肉を使わなくちゃ。




動かない状態で寒い中釣りをし終えて着岸したときに、足が動かなくて海水に倒れこみライフベストが膨らんだ同年代の人を見て、「これはボクのスタイルじゃない」と思いました。




体を健全に動かしながら、コストも抑えて釣りをするんだという信念のようなものがここで確定。




で、ネットを検索していたら、「カヤックフィッシング」はよく釣れるらしい。 とわかってきてこれにしようと家人と協議。決定。




2人乗りのカヤックがないかを調べ始めます。




もともと釣りをして大物を入れるクーラーも余裕で積めないと困ります。 高いものは買えないし。




艤装にずいぶんとお金がかかりそうだ。という感じで、既製品のロッドホルダーなんぞは、ざっくりですが1本の竿あたり1万円はかかりそうです。




そんなら、艤装品はできるだけ安い部品を手に入れて自作しようということを決意。




3月ごろだったでしょうか。 横浜にあるカヤックショップのサウスウインドにも足を運び、実際のカヤックを触ってみたりしました。



ショップで購入したムック本やカタログなど。。。
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カヤックをどうやって購入して、どう利用するかの検討が具体的な案として進んでいきました。
* カヤックを選択するときには実際に乗ってみて決めよう。
* 艤装品の自作は、硬質塩化ビニルを材料に使ってみよう。(これまでの経験から)

艤装の自作はいろいろ調査をしながら通勤電車の中でノートに書き留めます。




カヤック選びと艤装の設計(2016年3月-5月)
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カヤックで2人乗れて、余裕のあるスペースを持つカヤックはさほどありません。 価格レンジからみて




* マリブカヤックスのプロ2タンデム * フィールフリーのコロナ




というところに絞りました。 試乗会がありそうなので実際に乗ってみて決めることにしました。




サウスウインドに連絡を取って試乗会の日程を調整していきました。




一方、高い艤装品を見ると自作をしてみようという気持ちがむくむと頭をもたげます。




自作は、設計、部品調達、組み立てまでとても長い時間がかかります。 失敗もいろいろあるので、試行錯誤の連続になることも。




自作しようと思ったものは、




* ロッドホルダー(釣り竿を支えてくれるもの)
* 魚群探知機ホルダー(魚群探知機とそのセンサーを保持する)
* カヤックローダー(車にカヤックを簡単に乗せ、おろしができる道具)
* カヤックカート(カヤックを波打ち際まで運搬する道具)
* クーラーホルダー(揺れるカヤックでクーラーが安定して保持できる道具)
* カヤックフラグ(目立たないカヤックの存在を知らせる赤い旗とロッド)
* 防水バッグ(貴重品を入れて海に持っていくためのバッグ)
* その他(餌入れ箱などいろいろ)




全部既製品で購入したら5万円以上はかかるものです。クーラーホルダーなどはカヤックと手持ちのクーラーに合わせて自分でどうしても作らねばならないものもあります。




個々の自作については別の記事でご説明するとして、ここではそんなことの足跡の写真を何枚か。




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rodholder




カート




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試乗会からカヤック決定、購入。 で、艤装。
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試乗会の記事は別に報告させてもらっていますが、初回の試乗会は風が強くてキャンセル。




2回目にして実際に乗ることができました。




1回目にも現場にいって地上で現物を見せてもらっていたので、ほぼほぼ、フィールフリーのコロナに決めていたんです。




実際に乗ってみて、スペースに余裕があるコロナに決定。




重い艇ですが、二人で扱うし、和田長浜にある艇庫を借りるので負担にはならないだろうと決めました。




発注をして翌週取りに行ったら、手違いがあってその週は納品できず。




とほほとは思いつつ、自作の道具の準備も遅れ気味なので頑張って制作を進めます。




翌週、無事に車に待望のカヤックを乗せて帰宅。




2週間ほどの間に艤装を進めて何とか間に合わせました。




持っていくもののリストを家人と共有しながら忘れ物がないように準備。準備。




餌箱とかバンジー(道具類の落下防止)は一部やっつけ。




朝4時に出発するので、前の晩から車にカヤックを搭載。




はじめのひと漕ぎ、で釣果はっ?
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現地到着。 20160618_050750




カヤックをフル装備して波打ち際まで。




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カヤックカートの車輪の回転が悪いです。何かなー?と不安になりつつも、まずは安全確認。




お神酒を船体、海、人間に少しずつ分けて海での無事を祈ります。




クーラー、竿などは残してまず二人乗って出発。




岸からさほど遠くないところで、一人ずつ海に降りて這い登る練習。




風がほとんどなかったので問題ありませんでした。




が、ライフベストの前に小物をつけていてはいけません。




這い登るときに胸がカヤック船体とこすれるので、そんな小物は吹っ飛んでしまいます。




家人は、小さなはさみを取り付けていたんですが、この現象ではさみを海神さまに奉納。(涙)




一応問題なく上り下りができることを確認できたので、一度着岸。




クーラーや竿を乗せて、再出発。(午前7時)




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うねりが入っていたので波打ち際の出発は多少の思い切りが必要です。




二人で漕ぐカヤックは快適で、行動範囲は大幅に拡大。




GPSの記録を見ると、手漕ぎに比べて2倍以上の距離を移動しています。




でもね。無理は禁物です。 二人とはいえ、パドリングはほとんど初めての体験。




近場でやるのが無難ですが、狙っていたカサゴをゲットするため荒崎前まで移動。




この近辺で何回かポイントを移動しましたが、カヤックでポイント移動がとても簡単なことがよくわかりました。




手漕ぎボートだと、舳(へさき)に固定のアンカーロープを上げ下げするため先端に移動する必要がありました。




カヤックではアンカートロリーシステムを作っておくことで釣り座を移動することなく手元でアンカーの上げ下ろしができます。




これは素晴らしい。 簡単にポイントの移動ができるので釣りできめ細かく探る範囲が広がります。




こちらは移動したGPSのトラッキング画像です。




GPS




釣れた魚はこちら。 カサゴ5匹 イラ 1匹




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初めての場所で、3時間ほどの釣りです。ま、こんなもんでしょう。




夕方別件の予定もあったので10:30頃に沖あがり。




戻りは30分かかりました。




借りている艇庫には今回収納せず、いくつかの反省点や気づきを修正するため、艤装をするので車に搭載。




艇庫のシャワーでさっぱり(これだけでも艇庫にお金を払う価値ありと思いました。笑)




1時間半かけて帰宅準備完了。家に向けて出発




いくつか感じたことと、反省点。(専門用語でわからない人がいらっしゃるのはご容赦)




反省点




* パドルリーシュを船体に取り付ける場所は要注意。(着岸の時に足にひっかかって転倒。泣)
* カヤックカートの軸回転がスムーズではなかった。砂が入ったからかな? 要検討。
* 遠くに行けるけど、強風のときとかいろいろな安全策を検討、実行必要。
* ナビゲーションをより的確にできるIT機器とヤマタテに慣れよう。
* 後席のロッドホルダーの位置は使えない場所だった。移動する。
* クーラー固定用のスカッパーホール利用の固定具は砂が噛みこむと抜けなくなる。
* 濡れることは前提ですなっ。





良かったこと。




* 自由な場所に行って、簡単にポイントを移動できるのはすばらしい。
* 朝早く出て早く帰ることができるのは、手漕ぎではできなかったメリット。
* 二人のエンジンで、家人の労働力を享受できるのはグッド(笑)
* 釣っていて姿勢を90度ずらして足を水につけながら釣るのは最高。





天気にも恵まれたので最初のひと漕ぎは最高の結果となりました。




帰って、クタクタ。獲物の料理はroseとadminにお任せ。




おいしくいただきました。 お刺身主体なんですがたくさんあったので残った分はダシに漬けて明日のお茶漬けに。



食卓全景
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カサゴのお刺身。
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トマトもおいしい季節になりました。
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カサゴに追加で「イラ」もお刺身に
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マー君、ピート君、ムーちゃんはお刺身のおこぼれにあずかりました。




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リッキー、メーちゃんはお魚は好きではないようです。




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はじめの一歩(いや、はじめのひと漕ぎ)” への2件のコメント

  1. はじめまして。
    私も小網代湾に行きたいのですが、駐車場とか、そこからどこまで運べばエントリー出来るのか全く分からず、、、
    よろしければ情報下さい。

    • こんにちは、

      小網代湾はカヤックエントリーの難しい場所デス。 小網代湾と油壺の間の陸(半島)は標高が高く、湾の岸辺にたどり着くには険しい坂道を降りる必要があります。

      私の記事は、カヤックで小網代にエントリーしているわけではなく、和田長浜(わだなはま)から荒崎に行っています。   もともと小網代に貸しボートで行っていたので、小網代は気に入っていますが、 地理的条件の厳しさからカヤックでは荒崎に向かうことが多いです。

      小網代に行くときはもっぱら、カヤックではなくて貸しボート油壺を利用して、釣りにいってます。  記事が小網代を最初に書いていることから紛らわしいことになり申し訳ないと思います。

      ご参考にならず申し訳ありません。

      追記です。   エントリーを小網代湾でしなくても和田長浜や三戸浜でもできるではないでしょうか?  和田長浜から小網代へはさほどに遠い距離ではありません。  自分は行ったことはありませんが、手こぎボートを借りて小網代で釣っていると、カヤックの人がたくさん来ますよ。

      おそらくは和田長浜、三戸浜からエントリーされていると思います。

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