青空文庫 硝子を破る者(中谷宇吉郎)






久しぶりの青空文庫関連のおはなし。




戦前から戦後にかけてのさまざまな物理研究者の一人であった中谷宇吉郎の随筆「硝子を破る者」です。




戦後70年の今年、




もちろん私も戦争は知らず、父母から聞かされたことが強く印象に残るのみで、あとは本、映像にたよるだけです。




当時の戦争に関する番組などもよく目にしますが、青空文庫を読んでいてもそのような本に触れると、




なぜか一所懸命読んでしまいます。




この本は、北海道の山地にある研究施設やいろいろなものが戦後、すさんだ日本人によって無残にあらされてしまうことに心を寄せるものです。




戦争に負けたんだから(やけになっても)仕方がない。。。という人があるのを、いやそうではない、やけになってはいけないと呼びかけているのです。




戦後70年たって、同じようなことは二度と起こさせないことはもちろんですが、大災害にあっても冷静さを失わずに行動できる日本の人たちを誇りに思うともに改めて人間がどうあるべきかを少し考えさせてくれた一冊でした。




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青空文庫を楽しむ(宝島、スティーブンソン、佐々木直次郎訳)






皆さんご存知の青空文庫。




ちょっと古い作物が多いとは言うものの、無料でこれだけの文書が読めるのはとてもうれしいことです。




入力されている工作員や関係の方々に感謝。




つらつらと作家一覧や作物一覧を眺めていたら、「宝島」有名な少年少女向け冒険小説。




実を言うとこれまで読んだことがありませんでした。




私はもっぱら「ロビンソン・クルーソー」一本やりでして、訳をいくつか読んだりしているだけで他の冒険小説にはあまり触れていませんでした。




で、読んでみたら「あっという間」に読みきってしまいました。




子供のころに読んだら「ワクワク」冒険ずきがより進んでいたかもしれません。




ところで、私の場合仕事先への通勤時間が長い(電車)ので乗車中の読書手段の確保が欠かせません。




タブレットやスマホに青空文庫を入れるわけなんですが、いちいちネットからダウンロードするような方法は面倒です。




他の方のプログラムを参考にして簡単なプログラムを作り、約13000冊?の青空文庫全巻を一括でダウンロードしたものを作成しています。




ダウンロードしたフォルダをSDカードに収納しているのでオフラインでいつでも全冊読み放題です。




電車の中では読書をしても、すぐ眠くなるのでマクラ代わり??




ボクは読書するのニャッ!(志が高いっ!) IMGP0691R




読むよりネタほうが。。。(自然体) IMGP0465R




ねこ達はもちろん読書より、寝ていたほうがよいみたいです。。。





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青空文庫を楽しむ(われらリフター、佐野良二)






いかがお過ごしですか?




おおよそ毎朝は、5時に起きてパソコンの電源を入れ、雨戸をあけ、ねこ達をケージから出し、ゴハンを与え、ねこトイレの掃除。




コーヒーをのんだり、食事をして6時過ぎには家を出ます。




それまでの時間の合間、ブログを書いたりサーバの状態、カメラの状態を点検します。




余裕を見ているつもりですが1時間はないので、あっというまの時間ではあります。




通勤で電車に乗る時間が比較的長いので、青空文庫はうれしい通勤の友です。




いろいろな作家の読み物を乱読していますが、著作権が切れたものばかりではないことを知りました。




現代の作品もあって、めぐり合ったのは佐野良二さんの「われらリフター」




文庫の図書カードにある案内には、




女性に腕相撲で負けた図書館司書が、一念発起して体を鍛え、仲間たちとウエイトリフティング競技に挑む。己の限界に立ち向かう、悲壮にして滑稽なリフターの闘い




と書いてあります。 私はこの説明を見ないでよみはじめたんですが、すぐに引き込まれて、軽妙な筆致とユーモアにあふれる描写にあふれる内容であっというまに読み終わってしまいました。




読み終わったあとはなんだか、気持ちが軽く浮き立つような気分になりました。




北海道特有の気候や雰囲気も感じられるもので面白い読み物でした。




これまで何回か仕事などで行ったことがあり、吉村昭の小説でも北海道に関するものが結構あるので、自分の中にはそれを通じて知っている北海道があります。





その歴史も含めて改めて北海道に触れていきたいという気分にさせてくれる同氏の作品でした。




p_s本ってなんですにゃ?




本より、ひざの上がいいにゃっつ。 DSCF1513R




文句ございません。。。





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青空文庫を楽しむ 山の秋(高村光太郎)






以前に高村光雲の青空文庫の読み物についてお伝えしました。




作者のところに並んでいる、高村光太郎と高村光雲。




お恥ずかしいことに、高村光雲が高村光太郎の父親だということを知りませんでした。




父、高村光雲は偉大なる彫刻家ですが、仏師職人としての成長時代、学問を習うことはありませんでした。




紹介した読み物もすべて物語り形式で、記者が記録したものです。




息子の高村光太郎は、高等教育を受け自らの感性で彫刻などの芸術だけではなく、




詩、書き物も残しています。いや、むしろこちらのほうが有名かな?




私がいちばん印象に残ったのは、この山の秋です。 




青空文庫 山の秋(高村光太郎)




妻千恵子が他界したのち、岩手県花巻市の山奥に7年間独居したころの随筆。




素朴で美しい山の生活、風物を美しく描いてくれた感じがシマス。




父、高村光雲についても書いたものがあります。青空文庫 回想録(高村光太郎




高村光雲が語らなかった(語りたくなかった)ことについても、息子の視点から記述されていて、父、および祖父がどんな人だったのかが掘り下げられる読み物です。




オマエも、本を読むように。。。




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ボクは忙しいのニャ!





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樹木とその葉「海辺八月」(青空文庫 若山牧水)






今年は海にはほとんど行っていません。 一度、川崎の堤防に釣りに仲間と行きましたがほぼボウズ。




我が家の生き物たちの口を養うことはできませんでした。とほほ。




しかたがないので、通勤の電車内で読む青空文庫の中で夏の思い出を代償行為として。。。




樹木とその葉「海辺八月」(青空文庫 若山牧水)




若山牧水は歌人として知られていますが、私は歌はわからず、もっぱら彼の随筆を。




夏の西伊豆で日々を家族とすごす、そんな風景、釣りをしたり。 なんだか読み手のこころも和みます。




旅を続ける若山牧水のそんな随筆がスキです。




上記の8月の風景は、大正12年8月のことでした。 次の随筆は、伊豆で経験した関東大震災。津波、親類や知人の安否。。。




樹木とその葉「地震日記」(青空文庫 若山牧水)




お前達にも防災訓練だ。(写真は既出のものです)




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全員救助待ち。。。。










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にらみ鯛(青空文庫 佐藤垢石)






今回は読み物ネタです。




にらみ鯛。。。なんだかシャレのような面白い語感ですね。




青空文庫のリストの中に、「佐藤垢石(さとうこうせき)」という作家(エッセイスト)がいます。




釣りが大変好きな方で、私も釣人間なのでその釣りに関するエッセイは大変興味深く、面白く読んでいます。




そのような作の中で、「にらみ鯛」というものがあります。




幕末の京都、それも公家、朝廷の生活についての書き物です。




江戸時代はご存知のとおり、朝廷は実質的に幕府の管理下にあり、毎年わずかに割り当てられる予算から




ぎりぎりの生活を強いられていたこと、取り巻く幕府の役人達の「怠慢、傲慢」から予算も役人達の




懐に転がり込む分が増え、ひどい状態に。




物語はこんなところから始まります。




幕末、京都所司代の幕府代表がたまたま朝廷訪問時間がのびて、夕食時にかかってしまったとき




天皇にだす食事のおすそわけをいただく機会があったそうです。




だされた膳をありがたくいただこうとしたら、「魚から悪臭がしてたべられない。」




所司代は「なぜこのような食事が天皇に提供されているのか?」ショックを受けてしまいます。




これが実体なのだとそのときの侍従「岩倉具視」に説明を受け、幕府に費用の増額を願い出ますが、




「却下」、やむなく自腹で支援をするのです。




こんな出だして、江戸時代の朝廷、公家がどれだけキビシイ環境にあったか、ということを




述べた物語なんですが、すべてを受け止めるにはなかなかに信じがたい状態が展開されます。




以前に山口県に数年滞在していたこともあり、幕末史にはそれなりの興味を持って




触れているんですが、この物語は公家からみた幕末の一面が感じられてとても興味深く思いました。




タイトルの「にらみ鯛」は京都で干物の鯛を調理して正月の食膳を飾るものだそうです。




海から遠い京都では新鮮な魚は望めません。ましてや鯛。大変な貴重品です。




正月、みんな揃って、一匹の干物の鯛を食膳にかざり、「食べずにみんなで見ながら酒を飲む」




だから、「にらみ鯛」




へー、こんなことも知らないの?と地元のヒトには言われそうですが、大変面白い読み物でした。




アタチは「いただき鯛」
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食欲最優先。。。





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青空文庫を楽しむ(高村光雲、だれですニャ?)






今日は話題が大幅に変って、本(読み物類)の話です。




通勤時間が比較的長く、電車の中ですごす時間をいろいろ工夫しています。




小説の文庫本もずいぶんと買いためたものがあり、それを時々持ち出して読んでいます。




でも、最近はスマホに、「青空文庫」のライブラリを入れてそれを読んでいます。




著作権が切れたものをボランティアの皆さんがデータ化していただいたものを




無料で読めるので大変ありがたいです。




古い書物が当然多いわけなんですが、時代小説っぽいものが好きな私は、




当時の世相をよくあらわしているものが多く見つかる青空文庫がダイスキです。




青空文庫の本をすべてまとめて、データ化しているので8000冊以上ある本を




すべてスマホの中に入れて、面白そうな作者や本を探して読むのは面白いです。




で、最近読んでいて面白いのは、「高村光雲」の「幕末維新回顧談」というシリーズです。




高村光雲氏は、小説家ではありません。 仏像などを彫る、「仏師」を師匠に持つ、彫刻家です。




文字もあまり書かない方で、回顧談として思い出を語ったものを新聞社が記事として掲載したものだそうです。




しかし、頭脳明晰、当時の出来事や思い出をとてもわかりやすく表現していて




幕末から維新、激動する江戸(東京)の様子がまるでその場にいるかのような気持ちにさせてくれます。




仏師として師匠の家に入門する話から、大火にあって避難、危険な目にあった話、家族や師匠の話、




彫刻技を修行することや、その考え方、仏師から彫刻家として変っていく流れなどさまざまな場面があります。




時代小説がお好きな方にはオススメのシリーズです。




ボクには関係ないニャ
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アタチはしんだふりを
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ねこに小判の話でした。。。





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